震度7で校舎損壊「石川で野球することは…」

地震で氷見市にある2人の自宅は断水などの被害を受けました。

長井孝誠投手(氷見市出身):「揺れがひどくてこれまで体感したことのない揺れだったのですごく怖かった」

およそ1時間後に連絡がとれ互いの安否が確認できましたが、この先の不安が、まっさきに頭をよぎったといいます。

猶明光絆 投手(氷見市出身):「(当時は)航空石川に戻れるかなって一番思っていて」「(でも実際は)戻れる状況ではなくて石川で野球をすることは諦めるというか」

最大震度7を観測した輪島市にある校舎は、窓ガラスは割れ、天井や壁も壊れました。学校生活が送れない状況になりしばらく部活動も休止に。

地震を受けて山梨県の系列校である日本航空高校が一足先に、硬式野球部など部活動の活動ができなくなった生徒たちを山梨の校舎で受け入れることになりました。

猶明、長井投手ら主力組は1月中旬から日本航空高校で練習を再開しました。

そして、センバツ出場校が決まる運命の日…。

「北信越地区は日本航空石川高校を選出いたしました」

日本航空石川 中村隆監督:「元旦からこんなことになるとは…思ってなかったですけど、みんなの思いを乗せて思い切って頑張ってくれると思います」