2月の富山県内の倒産は9件と前年の同じ月とほぼ横ばいで、負債総額は約7800万円で若干下回りました。帝国データバンクによりますと、倒産件数は前の年に比べ増えるペースで推移する可能性が高いとみています。
帝国データバンク富山支店によりますと、2月の県内の倒産は9件で産業別では「建設業」が2件、「製造業」が2件、「卸売業」が1件、「小売業」が3件、「サービス業」が1件となっています。
倒産の理由は「販売不振」が8件、「設備投資の失敗」が1件です。従業員の規模では「10人未満」が8件、「10人以上50人未満」が1件です。
帝国データバンク富山支店は、2022年春以降、信用保証協会による代位弁済の件数が急増しており資金繰り破綻の瀬戸際にある「倒産予備軍」といわれる企業数は相当数あるとみています。
また2月は集計にカウントされなかった負債2億円を超える規模の破産手続きが複数あり、倒産件数は去年に比べ増えるペースで推移する可能性が高いとみています。










