2022年、富山市立北部中学校に通う女子生徒が自殺した問題で、市側が原因の再調査を行わないことについて藤井市長が見解です。

この問題をめぐっては、富山市の第三者委員会が女子生徒に対するいじめがあったと認めたものの、自殺の直接的な原因ではないとする調査結果を出しました。

遺族側はこの調査結果を不服として再調査を求めていましたが、市側は新しく重要な事実が判明していないことなどを理由に今年1月、再調査を実施しないと発表しました。

富山市 藤井市長:「私としてはですね。公正中立な立場で調査されている調査組織の判断ということで厳粛に受け止めております」

また、市内の中学校に通っていた女子生徒が不登校となった問題では、不登校といじめに因果関係がないとする市教委の調査結果に対し、女子生徒の父親が再調査を求めています。

女子生徒の事案はいじめの重大事態に該当していて、再調査の申し入れは保護者の所見として去年11月末に市へ提出され、調査中とされています。