ベニズワイガニ目当てに全国から…
カニ漁に携わって45年。こんなに長期間休んだのは初めてだといいます。


カニ漁師 塩谷久雄さん:「1月にもし、10日沖出たとしたら一日30万、40万あったとしたら、10日なら400万円の被害やねけ、道具の被害と乗組員の給料と水揚げできなかった損害と入れたら1000万円でてしまう。甚大やね…。自然災害だからね…」

影響は地元の料理店でも…。


割烹料理店「かわぐち」。先月末、店の看板でもある「ベニズワイガニ」の確保に苦戦していました。
「これがベニズワイガニです」
週5日の競りが、週1,2回しか開かれず普段の半分ほどしか仕入れられません。
「いつもはもっとベニズワイガニも入っとる、今の時期なら入っとるんで、少ないですかね」
ベニズワイガニをお目当てに全国から観光客が訪れますが、ことしは水揚げが少なく好きなだけ食べてもらうことができないときもあると頭を抱えます。
割烹かわぐち 瀬戸拓也さん:「ベニズワイはいつあるかもわからない状況です。これはどうしようもないことなのであるカニの量でなんとかやっていくしかないでしょうね。早く元に戻ればいいんですけどね」

一日も早いカニ漁の復活を待ち望んでいます。能登半島地震から4週間後。ようやく漁ができるだけのカニかごがそろいました。
「これなんですか?」
塩谷さん:「これね。ソウダガツオ。ソウダガツオを片身に半分におろして、片身3つつけてある。全部の籠に片身3つつけてある」「メインのロープに結んであるがね。結んであるところきたらこうやって海の中放り投げる」