春のような暖かさから一転、冬に逆戻り…。最高気温が20℃を超えた翌日、いきなり一桁となるエリアもありました。寒暖差の大きい日が続く中、体調管理で注意しなければならないポイントを医師に聞きました。

15日に全国で最も早く「春一番」が吹いたと発表された北陸地方。富山県では多くの観測地点で最高気温を20℃を超えましたが、一転、翌16日の日中の最高気温は富山で6.8℃と冬らしい寒さとなりました。富山市で街行く人に聞くとー。

街の人:「きのうよりも本当に寒くってもうかぜひいちゃうんじゃないかってくらいで。厚着してきてよかったなって本当に思います」

記者:「体調崩したりしてませんか?」
街の人:「もう崩しっぱなしです。カイロは必ず2つ入れますけど」
街の人:「寒いです。10℃くらい違いますから高齢者にはついていけない」

この厳しい寒暖差で懸念されるのが体調への影響です。

千代田循環器内科クリニック 永田義毅院長:「今の時期はやっぱり胸が痛いと訴える患者さんが多いです。かぜを引いたり心臓病を悪化させるような兆候が見られる患者さんは、非常に増えていると思います」

循環器内科医の永田医師が、特に注意を促すのは急激に気温が下がる日です。

千代田循環器内科クリニック 永田義毅院長:「気温が急に下がった時には、心臓の血管とか脳の血管の動脈が不安定だったり痙攣して血管が細くなったりすることがありますので、それによって重大な心臓発作や脳卒中を引き起こすことがあります。ですから急激に寒くなった日は注意が必要です」

永田医師はこの時期、体調を崩さないための対策として、室内の温度を適切に管理し気温にあった服装で外出することが大切だとしています。

千代田循環器内科クリニック 永田義毅院長:「生活習慣を日頃から管理しておくことは非常に大切で、服装もそうですし食事とか睡眠など、そのあたりきちんとコントロールして体調を崩さないように注意することが大切です」