サポート会員増加で「街全体が優しい気持ちに」
サポート会員になるには、子どもを預かる責任があるため、研修を受ける必要があります。研修内容は心肺蘇生法など多岐に渡り、全体を通して24時間以上の研修を受ける必要があります。さらに、サポート会員になった後も、リスクマネジメントを含む研修が行われ、子どもを危険な目に遭わせないように定期的に指導が行われています。

ファミリーサポートあいづ事務局・川島安紀子理事長「地域で子育てしようっていうのがずっとみんなで考えて来たことなので、女性の方も男性の方もサポート会員になっていただくと、街全体が優しい気持ちで溢れるんじゃないかなと思うんですけど」
サポート会員として活動する鈴木さんは、自身が3人の子どもを育ててきた経験から、少しでもお願い会員の役に立ちたいと話します。
鈴木千秋さん「私は余裕を持てなくて(自分の子どもたちに)怒り続けてしまったので、少しでも(お願い会員が)時間を作れたらいいかなって思います。一番のやりがいは成長過程が見られることですよね。私は負けないで老いないように楽しんでいきたいと思います」
預けたくても預けられない、この課題をクリアするには、1人でも多くの地域の人のサポートが必要です。

サポート会員は、専門性や技術力が必要なので気軽にできるものではないかもしれませんが、一人でも多くの人が関わって川島理事長の言うように「街全体が優しい気持ちで溢れる」ことが望まれます。川島さんによりますと、サポート会員には男性もいますが、まだまだ人数が少ないそうで、女性だけでなく、これまで仕事一筋だったという男性にも、ぜひ会員になってほしいと話していました。