福島県西郷村にある障害者支援施設で、職員が入所者に虐待をしていた問題で、県が10日、施設の立ち入り調査を行いました。
県などが立ち入り調査を行ったのは、西郷村にある障害者支援施設「けやき荘」です。施設を運営する団体によりますと、おととし9月、40代の男性職員が沸騰したお湯につけた熱いスプーンを入所者の60代の男性の背中や足などにあて、やけどをさせたということです。
県の担当者など5人は10日午後、施設の立ち入り調査を行い、虐待の認定に向けて他の職員の聞き取りなどを行いました。
県障がい福祉課・大島康範課長「このようなことが再度繰り返されないように、状況、原因を分析をして再発防止につなげることが私たちの役割」
これまでに男性職員は虐待した理由について、「尿をかけられて感情が湧きあがった」と話しているということです。
県は今後も調査を続けるとともに、施設と連携して再発防止策を検討することにしています。










