東京電力福島第一原発の廃炉作業で、今年はどういった作業が予定されているのかまとめました。
まずは、2号機で廃炉の本丸ともいえる「燃料デブリ」の試験的取り出しが予定されいます。
1号機から3号機では、原発事故で溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」がおよそ880トンあるとされ、去年10月には2号機の原子炉格納容器内につながる貫通口の入口部分のとびらが事故後、初めて開放されました。
東京電力は、今年3月末までにロボットアームを投入して燃料デブリの試験的取り出しを始める予定ですが、入口部分はビニール製のケーブルなどが溶けて固まった堆積物で覆われていて作業は困難を極めています。

そして、2月下旬には処理水の4回目の放出も予定されています。これまで行われた放出ではトラブルはなく、モニタリング調査でも異常は確認されていません。

一方、去年は、作業員の身体汚染などトラブルが相次ぎました。東京電力には「決してミスは許されない」という緊張感と覚悟を持っての廃炉作業が求められます。










