義務化拡大 背景に児童5人死傷事故
これまで、アルコール検知器を使ったチェックは、バスやタクシーなど「緑ナンバー」の自動車を保有する事業者に義務づけられていました。
今回の改正では「白ナンバー」でも、
●乗車定員が11人以上の自動車を1台以上
または
●その他の自動車を5台以上 所有している事業者も対象となりました。

幼稚園バスなど、大人数が乗れるような車を1台でも所有している場合も今回の義務化の対象です。
警察によりますと、福島県内ではおよそ8800の事業所が対象になり、従わない場合は、50万円以下の罰金が課せられます。
そもそもこのアルコールチェックの義務化の背景にあるのが、おととし6月に千葉県八街市で起きた、児童5人が死傷した事故です。この事故ではトラックの運転手からは基準値を大幅に超えるアルコールが検出されました。

県警察本部交通企画課の安部明管理官は、「福島県は飲酒事故の件数が10月末時点で全国ワースト2位。改正で飲酒運転への意識を改めてほしい」と話していました。
お酒を飲む機会が増える12月、チェックの徹底とともに、意識の改革も必要です。










