東京電力福島第一原発で、作業員が汚染水を浴びたトラブルで、入院した2人は、本来は着なければならない防護用のかっぱを着ていなかったことが分かりました。
福島第一原発の汚染水を処理する施設では、25日、放射性物質を含む廃液をためるタンクからホースが外れ、廃液を浴びた作業員5人のうち2人が、県立医大に搬送されました。
原発構内では、水が飛び散るおそれがある作業の場合、防護用のかっぱを着用するようマニュアルで決められています。
しかし、東京電力によりますと、入院した2人は当時、かっぱを着用しておらず、廃液が作業服に付着して浸透したため、汚染されたとみられています。東電は、マニュアルを徹底するとともに、水を飛散させない対策を計画するとしています。
また、東京電力は、11月2日から処理水の3回目の放出を始めると発表しました。










