福島県矢吹町に新たな公園が完成しました。この公園、作るきっかけになったのは、「子どもたちの声」でした。

矢吹町に新たに完成した「中畑公園」。公園では23日、完成を祝う式典が行われ、さっそく、地元の子どもたちが遊具で遊んだり園内を走り回ったりして楽しんでいました。

阿部正輝記者「すべり台などさまざまな遊具が整備された公園。実は、子どもたちの願いが結集してできた公園です」

公園が整備されたきっかけは、子どもたちの声を町づくりに生かすために行われている「子ども議会」です。6年前、中畑小学校の6年生だった桝村真衣さんは、中畑地区に「子どもたちが安心して遊べる場所の整備」を議会で訴えました。

桝村真衣さん「私が小学生の時は遊び場に困っていた。もっとたくさんいろいろな公園があったらいいなと思っていたので(議会で)その気持ちを率直に伝えた」

6年越しで実現した公園整備。3つのすべり台やアスレチックなどの遊具はすべて、年齢などに関係なく楽しめるデザインが採用されています。町も、地域の人たちが集う新たな憩いの場となることを期待しています。

矢吹町・蛭田泰昭町長「(子どもたちの)声が聞こえることが地域の元気のもと。(議会で)子どもの声をもとにしながら公園などができる、それによって(地域が)元気になる、これが一番いい」

公園には今後、屋根付きの休憩所やトイレなども整備される予定です。