福島県郡山市で、若手の消防士たちが、救急や消防の現場で感じた課題や解決策などを意見として発表しました。
市民を守るために、熱いまなざしで意見を述べる若手消防士たち。この発表会では、30歳以下の若手の消防士が日ごろの業務で感じた課題やその解決策などを発表します。
13日は、郡山地方広域消防組合の若手職員110人の中から審査を通過した10人が、熱弁をふるいました。このうち、田村消防署滝根分署に所属する大坪弘幸消防士は、一般市民による救命措置について話しました。いざと言うとき、一般の人が心肺蘇生をためらわずに行えるよう、実際の体験談をまとめた動画をつくり、講習会で使ってほしいと呼びかけました。
田村消防署滝根分署・大坪弘幸消防士「座学や実技だけを指導するのではなく、どうすれば勇気をもって救命の1歩を踏み出してもらえるのか、私たち消防がより真剣に考えていかなければならない」
13日に発表した10人の中から1人が最優秀賞に選ばれ、来年2月に福島市で行われる県大会に出場します。
