まずは来年5月ごろに閉店する方針で調整が進められている総合スーパー「イトーヨーカドー」の福島店と郡山店についてです。従業員の雇用について正社員は「人事異動」、「パート」は雇用支援をしていくことが新たに分かりました。総合スーパー「イトーヨーカドー」の福島県内2つの店舗、福島市の福島店と、郡山市の郡山店。来年5月ごろに閉店することがわかりました。

福島店は、1985年福島駅西口にオープン。郡山店は、1989年に郡山市の西部地区に開店し、いずれも商業施設の中核を担ってきました。

イトーヨーカドーの親会社セブン&アイ・ホールディングスによりますと、16日、イトーヨーカ堂の担当者が2つの店舗の従業員に対し、来年5月ごろをめどに閉店する方針であることを伝えたということです。

長く続いてきたスーパーの閉店方針に、郡山店の利用客からは…。

利用客「買い物の心配、近くにあるのでいつも何かあったときにすぐに行ける距離で助かっていたのですごくショックを受けている」

利用客「1か所で全部できるから大変便利だった」

利用客「(後継店には)食料品関係が入ってくれると助かるという方も多いので食料品関係が入るといい」

セブン&アイ・ホールディングスは、2026年の2月末までに、全国に展開している店舗を126から93に削減する方針を示していました。

また、従業員の雇用については、「正社員」は人事異動で対応。「パート従業員」は面談を行い、ヨークベニマルを中心としたグループ会社への雇用支援を行うことがセブン&アイ・ホールディングスへの取材で新たに分かりました。

後継店や跡地の利用については「未定」としています。

イトーヨーカドーは福島と郡山の店舗が閉店すれば、県内から完全に撤退することになります。