子どもたちが、福島県猪苗代湖の厄介者を回収です。湖の環境を守ろうと、地元の小学生が水質悪化の原因となるヒシを取り除く作業を行いました。

猪苗代湖に集まったのは、地元・猪苗代町の翁島小学校の児童や保護者などおよそ60人です。子どもたちが湖で回収しているのは、水草のヒシ。猪苗代湖で増え続けるヒシは、枯れるとヘドロ化し、水質悪化の原因のひとつになっています。

2005年まで水質日本一だった猪苗代湖。全国に誇る湖を少しでもきれいにしようと、子どもたちは作業に汗を流していました。

児童「ヒシは猪苗代湖を汚しているから、回収をもっと行い、ヒシを無くしていってもらいたい」
参加した児童「一生懸命頑張って、少しでも地球温暖化(対策)や猪苗代湖をきれいにできたら」

12日に回収したヒシは、およそ3トン。子どもたちの活動が湖の環境保全に一役買っています。

子どもたちに指導した「猪苗代湖の自然を守る会」鬼多見賢さん「一生懸命活動したから、きれいな水が郡山も若松も飲めるんだと誇りを持ってもらいたい」

今回、回収したヒシは、畑の肥料などに使われるということです。