今年1月、福島県の郡山駅前で、酒気帯びの状態で、予備校生の女性を車ではね、死亡させたとして危険運転致死傷などの罪に問われている男の裁判で、事故の直前に男の運転を目撃した男性が証言しました。
危険運転致死傷などの罪に問われているのは、郡山市の無職・池田怜平被告(35)です。
池田被告は今年1月、酒を飲んで軽乗用車を運転し、郡山駅前の交差点で赤信号を無視した上、大阪府の予備校生の女性をはねて死亡させたなどとされています。
9日の裁判では、事故の直前、赤信号を無視して走る池田被告の車を目撃したタクシー運転手の男性の証人尋問が行われ、男性は「運転していた池田被告の目はしっかり開(あ)いていて、眠そうな感じは全くなかった」と話しました。
一方、8日の初公判で、弁護側は「注意力散漫で赤信号を見落とした」と主張していて、9日はこの後、池田被告への被告人質問も予定されています。
判決は、17日に言い渡される予定です。