記録的な猛暑の影響は、野菜の価格にも及んでいます。
松井綾乃アナウンサー「どうして、野菜の値段が高くなっているのか理由を市場で聞いてみます」
“野菜の価格高騰″。その原因は、今年の猛暑が影響しています。
福島中央青果卸売 斎藤芳俊常務「やっぱり、高温ですよね。あと干ばつ。野菜ですから、水が欲しいけど、暑さが一番きいていますよね」
特に、影響を受けているのが、葉物野菜の代表するハクサイです。ここ最近の入荷量は、例年と比べ2割から3割ほど少なくなっています。5日の取り引き価格は、1キロあたり108円と、去年の同じ時期と比べ32円高くなっています。

さらに…。
福島中央青果卸売 斎藤芳俊「通常だと、L級やM級の入荷量が多いんですけれど、干ばつで育たないということで、S、細いものが今入荷量が多くなっています」
ニンジンの一大産地・北海道では、暑さの影響で十分に生育せず、その結果、現在は小さいサイズのものが流通しているということです。

この道40年の市場関係者も、ことしの野菜の品薄には頭を抱えています。
福島中央青果卸売 斎藤芳俊「経験したことのないくらいの入荷量といった状況にはなっていますね」
市場によりますと、野菜の高値はこの先も続く見込みだということです。