打撃陣好調、ポイントは「投手力」
日本一を目指す今年のチームの強みが「打撃力」。夏の県大会では5試合を戦い、チーム打率は4割2分8厘、56得点と破壊力抜群です。
そんな強打の打線を牽引するのが、1番を打つ高中一樹キャプテンと、4番を打つ三好元気副キャプテンの2人。2人は去年の夏の甲子園、2年生ながらスタメンで出場し、ベスト4進出に貢献しました。
一方、全国制覇を狙ううえでポイントとなりそうなのが「投手力」です。
斎藤智也監督「去年の新チームスタートのときは史上最弱の投手陣と、よくピッチャー陣には苦言を呈してきて、実際に見た通り力が無かったんですけど」
夏の甲子園でベスト4入りを果たした去年のチームには、エースの佐山未来投手が投手陣の大黒柱として支えていました。
しかし、今年は1本立ちしたエースが不在。夏の県大会の決勝では13本ものヒットを打たれたほか、与えた四死球は9つです。結果的に勝利はしたものの、10失点を喫しています。
斎藤智也監督「決勝だけが投手陣が一番、内容が悪いですもんね。これだけフォアボールでホームにランナーを返してうちらしくない、もう少し守備と投手は我慢強くとチームを鍛え直したいと思いますけどね」
優勝から2日後の練習では、斎藤監督が投手陣を集めてミーティングを行うなどより一層の奮起が期待されます。
目標とする日本一へ。投手陣が相手打線をどこまで我慢強く抑えられるかがカギになりそうです。
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