公判再開 元上司が証言「下半身は離れているように見えた」
公判はおよそ1時間後に再開しました。証人尋問では、元自衛官で被告の男3人の元上司の男性が証言台に立ちました。
当時、同じ部屋にいて数メートル離れた位置から見ていたという男性は、被告Aと被告Bに関して「五ノ井さんをベッドに押し倒したあとに腰を振って性行為を思わせるような行為をしていた」としたうえで、陰部の接触に関しては「下半身は離れているように見えた」と証言しました。一方で、被告Cに関しては、途中で部屋を抜けたことなどから行為を見ていないと話しました。
また、周囲は笑いが起こったといい、その当時の五ノ井さんに関して「嫌がるような様子を見せなかった。我慢強い人で、関係を崩したくないと思っていたのではないか」などと話しました。
次回の公判は、8月23日に開かれる予定です。
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