車しか入ることができない場所で行われている工事。ここは、高速道路の走行車線です。

工事が行われているのは、福島県いわき市から新潟市までの213キロをつなぐ磐越自動車道。

福島県を横断する磐越道は、1990年の開通後、生活圏を越えた交流や物流の重要な道として機能してきました。

しかし、歴史を重ねた道路には、その分の代償も。道路を見ると、穴が2つできてしまっています。

NEXCO東日本 郡山管理事務所・大渕政義副所長「穴が空いたままにしておくと事故のもとになりますし、乗り心地も悪い。高速走行するためにはできた穴は埋めていかなければいけない」
そんな道路の危機を救うのが、高速道路工事のプロたちです。

現場責任者・齋藤靖史さん「わだちのところにもともとある路面に合わせないといけない。なだらかに合わせて細かいやり方でやり、なるべく段差のない舗設を心がけている。」