高市内閣で新たに就任した石原環境大臣が23日、福島県の内堀知事を訪ね、除染土の県外最終処分は「国の約束」との認識を改めて示しました。

高市内閣で就任した石原宏高環境大臣は、23日、福島県庁を訪れ、内堀知事と意見を交わしました。

石原大臣は除染土について、「2045年3月までの県外最終処分は国の約束」との認識を示したうえで、今年8月に取りまとめた工程表に基づき取り組む方針を示しました。

一方、内堀知事は工程表について、最終処分場の用地取得や運搬など具体的な工程が示されていないと指摘しました。

石原宏高環境大臣「課題として認識しているので、私の在任中に少しでも前に進められるように力を尽くしたい」

内堀知事の指摘を受けて石原大臣は、会談後の会見で、「将来を見通せるように議論を進める」と述べました。