いよいよレコーディング「この音を何年も持ち続けて」
迎えたレコーディング本番。団員たちの緊張感も高まります。
伊藤花純さん「今回のCDは、震災から12年経った今、福島の元気を世界中に発信してきた私たちの活動の軌跡を形に残すものとして制作されます。まずは私たち自身が楽しんで演奏することを考えましょう。」
レコーディングするのは初めて。全部で9曲を収録します。コロナ禍ではほとんどできなかった団員全員による演奏。緊張感のなかにも喜びがあふれていました。
2日間にわたるレコーディングが無事終わり、拍手で互いをたたえます。

パノス・カランさん「このレコーディングを聴いたときに、自分の音に自信を持ってください。そしてこのレコーディングの音を何年も持ち続けてください。」
伊藤花純さん「このオーケストラとパノスのピアノと一緒に演奏できて、すごく楽しかった。ありがとう。」
「音楽は世界を、福島をより良い場所に変える」
福島青年管弦楽団はこれからも、世界、そして被災地に美しい音色を届け続けます。
レコーディングしたCDは今年6月に完成し、福島青年管弦楽団の公演などで販売され、今までお世話になった海外の人にも届けられるということです。