原発事故の被害を受けた福島県葛尾村では、新たな特産品として4年前からエビの陸上養殖に取り組み、6月、ついに初出荷されました。復興の象徴として、未来へと“はねる”企業の挑戦です。
プールの中にカメラを入れると、そこにいたのは、中南米原産のバナメイエビ。スーパーや飲食店で目にする機会も多いエビですが、国内で流通している9割以上が外国産です。

このバナメイエビを4年前から養殖しているのが葛尾村です。周囲が山で囲まれていて、海とは無縁の村。この場所で陸上養殖を行っています。養殖を手がけるのは、その名も「HANERU(ハネル)葛尾」です。

HANERU葛尾・松延紀至社長「エビを養殖するプールがこちらに4槽、奥に7槽ありまして、全体で200立方メートル位の水を動かしながらエビを育てている状態」