去年3月に福島県内で最大震度6強を観測した地震の影響で、いまも通行止めが続く伊達市の伊達橋(だてはし)。

伊達市と福島市方面を結ぶ国道にある橋で、住民の生活や物流にも大きく影響を与えています。

現在、その代わりとなる「仮の橋」をつくる工事が行われていますが、完成は早くても今年の10月です。橋の復旧になぜ長い時間がかかるのか、深掘りします。

1万4000台。
これは、通行止めになる前の国道399号「伊達橋」の1日の交通量です。

阿武隈川にかかる伊達橋は、伊達市の中心部と福島市方面を結び、国道4号につながる交通の要衝。住民の生活や物流などにも欠かせない橋で多くの人が利用していました。

しかし、去年3月に起きた地震の影響で橋の連結部分がずれるなどして、いまも通行止めが続いています。

バイクで買い物中の伊達市民(70代男性)「伊達橋が通行止めになって、歩道橋はバイクの乗り入れ禁止だから、エンジンを切って歩いているから結構不便なんだよね」
近くに住む人(車に乗った60代女性)「(伊達橋とう回路で)15分くらいは違うと思います」