一体、どのようにして酒造りにAIを活用しているのでしょうか?

鈴木さん「ヒラメの場合は、ヒラメのお刺身、お造りを味覚センサーで測りました。」

まず鈴木さんは、ヒラメの刺身やアンコウのどぶ汁など、常磐ものの魚を使った料理と、自分たちが作る日本酒を特殊なセンサーを使い測定。
それぞれの甘味や塩味、苦味、酸味、そしてうま味の5つを数値化し、人工知能・AIを使い、最も相性の良い組み合わせを導き出したといいます。

例えば、ヒラメの刺身は、塩味とうま味が強い一方、酸味や苦みはほとんどありませんでした。

この結果に対してAIは、事前に測定した鈴木酒造店の日本酒の中から、酸味や苦み、甘味のある日本酒を選択。

味のコントラストを際立たせることで魚介類と酒、それぞれのおいしさが引き出されると判断しました。
