もうひとりのエース栗村も区間賞
実況「学法石川Wエースの1人栗村凌。先頭でタスキを受けてから快調なペースで飛ばし、後続とは差が開いているように見えます」
1区に次ぐ長距離区間の3区を走るのは、もう1人のエースの栗村凌(3年)。増子がけがや貧血で苦しんだ時期、走りでチームを引っ張ってきました。その栗村は、力強い走りで2位を走る優勝候補の仙台育英の集団との差を徐々に広げていきます。
実況「学法石川3区の栗村、すばらしい走りを見せました。後続との差を大きく広げて、4区の佐藤が待つ中継所へ襷を運びます!」
栗村は、3区区間賞の見事な走り。2位の優勝候補仙台育英との差を54秒まで広げました。
栗村から襷を受け取ったのは、同級生の佐藤柊斗(3年)。チームを引っ張ってきた増子や栗村の走りに刺激を受けたという佐藤は、全国の強豪に引けをとらない走りで淡々とペースを刻んでいき、区間3位の好タイムで5区の末田に襷をつなぎます。
4区・佐藤柊斗選手「(栗村からは)柊斗行けというふうに声かけて背中を押してもらった。初めて先頭を走らせてもらって、すごい達成感のある気持ちいいレースだった」
この時点で仙台育英とは44秒差。最短区間の5区には3年生の末田唯久海が出走。守りに入らず序盤からハイペースで走り、こちらも区間3位の好走で2位仙台育英との差をさらに広げます。










