「ラグビーに通じるものがある」指導経験生かして
塾長を務めるのは、3月に教員を定年退職した坂本幸司さんです。坂本さんは、かつて平工業高校や磐城高校を花園に導いたラグビーの熱血監督でした。当時の指導で培った経験を生かしながら、訓練生に接しています。

坂本塾長「ひとつひとつの工程や作業をスペシャリストの職人さんが、チームワークでチームを組んで作り上げていく。人が豊かな暮らしをしていくことを支える基盤が足りないという話を聞いて、すごくやりがいがあるなとラグビーに通じるものがあって」
これまで様々な経験を積んできた訓練生たち。この日は、建物の壁を作る実習です。現役の職人たちから、道具の使い方など建設の基礎から指導を受けていました。

訓練生「本格的に始まると覚える数字や種類がたくさんありすぎて、頭がいっぱいになっている。楽しくやらせていただいている」
坂本塾長も訓練生たちの姿に「やりがい」を感じています。

坂本塾長「日々塾生さんが何かを学んで変わっていくというのは、練習に取り組んでひとつひとつうまくなっていくプレーヤーと全く同じなので、どの職人さんになろうか、どの工程で自分の力が発揮できるのか見つけた上で、自分の人生を豊かにするように、いい人生を歩めるようなその土台作りに貢献出来たらなと思う」
訓練期間は、およそ1か月。訓練生は、今後資格の取得に取り組み、就職を目指していきます。










