乗客が増えたことで近くの施設もにぎわいをみせています。只見駅に隣接する只見町インフォメーションセンター。観光案内を行うほか、町の特産品が並ぶこの施設で買い物をした人は10月でおよそ6000人で、只見線が再開通する前より20倍ほど増えているといいます。またこの施設によりますと、町内にあるおよそ20の旅館は10月以降、どこも満室の状態が続いているといいます。

季の郷湯ら里 小林晋支配人「ご覧いただいているように100という数字が並んでいる。まさに満室状態。」こう話す只見町の季の郷湯ら里(ゆらり)は町内唯一のホテルで温泉が楽しめます。

全国旅行支援の影響で9月から宿泊客が徐々に増えましたが、いまは20部屋すべてが連日いっぱいで、今月はすでに予約で埋まっているといいます。
関西や九州など県外からも訪れているというこちらのホテル。町に長く滞在してもらうため、駅や施設、それに観光地を結ぶ交通の連携が今後の課題とし、こう期待します。

季の郷湯ら里 小林晋支配人「以前のような形に戻るのではなく、多くの人が観光という形で町に足を運んでほしい」