たくさんの人に「おいしい」を…新たな目標
たくさんの人に「おいしい」の言葉を届けたい大和田さん。近い将来、浪江町に自分の店を構えることを計画しています。
大和田さん「地元の魚をなるべく使った、夜コミュニケーションをとれるような居酒屋にしたいと思っています」
浪江町を選んだ理由、それは、震災前まで浪江で魚屋を営んでいた父方の祖母・美津枝さんの存在があったからでした。
大和田さん「ここで頑張っていたおばあちゃんを見ると、もう1回自分がやってみようかなと思い、やってみたいと(美津枝さんに)伝えました」
祖母・美津枝さん「(浪江に)戻ってきたのは高齢者ばかりなもので、若い人が戻って来て活気づくっていうのは本当にうれしい限りです」

今はまだ、キッチンカーとお弁当販売の活動のみ。
大和田さん「シャッター閉めると、もともとおばあちゃんがやっていた舛倉魚屋の名前を載せたりとこだわっているんですよ」

温かい住民たちが支える相双地区を、浜通りを、震災前以上の魅力的な場所に作り変えることを誓い、自慢の愛車で浜の胃袋を満たします。
大和田さん「一人でも多く地元に戻ってきて、地元を盛り上げることが一番の復興に近づくんじゃないかと思っているので、そのためにもみんなが帰ってきても、楽しめる場所っていうのを目標とした、店をつくりたいなと思っています」