福島県国見町の高規格救急車をめぐる問題で、15日、町長に対する給与減額の条例案が否決されました。
この問題は、国見町が民間企業と進めていた高規格救急車の開発事業について、課税逃れの可能性などが指摘され、中止となったものです。
これを受け、15日に開かれた臨時議会で、国見町の引地真町長は、給与を減額する条例案を提出しましたが、任期が残り1か月を切っていることなどから否決されました。
国見町・引地真町長「辞職はせずに任期を全うして、その間この問題に対応するさまざまな対策について練り上げていく」
町は、開発を受託した企業との業務などで不適切な行動があったとして、11日に4人の職員を減給などの懲戒処分にしています。
