8日、福島県いわき市の医薬品工場で、従業員7人がいわゆる「酸素欠乏症」になったとして病院に搬送され、警察などが原因を調べています。
警察によりますと、8日午後5時ごろ、いわき市泉町の「第一三共ケミカルファーマ小名浜工場」で、医薬品の原料の選別作業を終え、事務所に戻った複数の従業員が体調不良を訴えました。
従業員たちは近くの病院に運ばれ、このうち7人はメトヘモグロビン血症、いわゆる「酸素欠乏症」と診断されました。7人は入院し、治療を続けていますが、全員意識はあり、命に別状はないということです。
工場によりますと、7人は当時、防護服と顔を覆うマスクを着用し、医薬品の原料となる粉末を選別する作業を行っていました。体調不良の原因は今のところ不明で、警察などが調査しています。











