処理水の海洋放出が進められている中、国際原子力機関=IAEAの専門家は9日、福島県いわき市を訪れ、水産物への影響などを調査しました。
9日朝、いわき市の沼ノ内魚市場を訪れたのは、IAEAや韓国、スイス、中国の専門家です。専門家たちは、10月7日から15日までの日程で、福島県沖の水産物を採取し、放射性物質の分析などを行っています。
IAEAによるこの調査は、2014年から毎年行われているもので、処理水が海に放出されて以降、セシウムに加えて、トリチウムの分析も行っています。
水産庁の担当者「国際的な第三者機関にご確認いただくことで、より水産物は安全なんだと、流通しているものは安全なんだということを消費者の皆様にご確認いただいて安心して食べてほしいと思っている」
9日に採取した水産物は、今後、千葉県の専門機関で分析するということです。











