東京電力は26日、福島第一原発2号機で燃料デブリの試験的な取り出し作業の際に撮影された格納容器の中の画像を初めて公開しました。
またカメラの不具合は高い放射線量が原因とみられることが新たにわかりました。
こちらは東京電力が先ほど初めて公開した画像です。
9月14日に福島第一原発2号機の格納容器の中を撮影しました。
取り出し装置の先端につけられたカメラで撮影されたもので、小石状の燃料デブリが確認できます。
福島第一原発2号機では溶け落ちた核燃料、燃料デブリの試験的な取り出しに着手していましたが、9月17日に取り出し装置の先端に付けたカメラが映らなくなり作業が中断しました。
この要因として東電はカメラの半導体に放射線射線が通過することで、電離作用と呼ばれる状況となり、電気が過剰にたまった状態になっているとの見方を示しました。
東電はカメラの電源を入れた状態で滞留した電気を流し、カメラが復旧するかどうかを確認しています。
確認には数日間かかるとみられ、9月中の取り出し作業再開は、困難な状況となりました。










