説明不十分で進む構想に不安

川村さんは、県の説明が不十分なまま構想が進められることに不安を感じています。

川村有紀さん:
「何が正しいのか精神障害の当事者である私にはわからないところ。本当に(現地建て替えが)ダメなのかどうかとか、大丈夫じゃないんだろうかとか、そういったところの情報を早く知りたい」

当事者の人たちにとっては情報が少ない、議論の行方も見通せないなど不安要素が多いのが現状です。

構想進める県が抱える課題とは

改めて県の4病院再編構想について確認します。

県の構想は仙台市青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを併設して富谷市に。太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合し名取市に移転するものです。2つの県立病院と仙台市内の2つの民間病院が再編・統合される目的は何なのでしょうか。