仙台市の東北自動車販売(旧東北三菱自動車販売)は業績悪化のため事業を停止、11月2日に仙台地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。解雇された従業員の男性が東北放送の取材に応じ「当日入社したばかりの女性が数時間後に解雇された」などと当時の混乱した状況を語った。

入社初日に解雇

東北自動車販売元従業員:
「びっくりしたのと、信じられないという気持ちと、当日までお店やっていたので、なぜなんだろうと」

取材に応じたのは「東北自動車販売」の店舗に長年勤めていた男性。事業が停止となった11月2日に会社から突然の解雇通告を受けた。最近では給料が予定通り支払われないこともあったという。

東北自動車販売元従業員:
「3か月ほど前に給料が振り込まれていないということがスタッフの間で話になり、直近では10月25日、振り込みになる部分がきちんと振り込みになっていなかった」

また、この日中途採用で初出社した女性もいた。

東北自動車販売元従業員:
「中途採用で新しい人が入社すると、朝礼のときに話があって(女性が)みんなの前に出て頑張りますと挨拶をしてもらって、みんなで拍手をして、朝の朝礼が終わりました。その後の夕方5時に集まりまして、その時に解雇という通知を受けて」

新入社員の女性は涙ながらに会社への不満をぶつけていたという。その時のやり取りは…。