暮れの花園を目指す全国高校ラグビー県予選が開幕。今年は複数の高校で構成する「合同チーム」がひとつ増え10チームが出場しています。

3日宮城県予選の開幕カードは、強力フォワード陣を要する白石工業と7校が心ひとつに挑む合同チームの対戦。

試合は、パワーで相手を圧倒する白石工業が前半16分、先制のトライ。

一方、合同チームはスピードで勝負します。

すると、もみ合いから一瞬の隙をついて飛び出した仙台二高の1年生・安藤選手がトライ、同点に追いつきます。

勢いに乗った合同チームは、こちらも仙台二高の藤森選手が俊足を生かし中央突破。このトライが決勝点となり、合同チームが勝利し、2回戦進出を決めました。合同①12-5白石工業

合同① 藤森龍世主将:
「普段は離れているが絆だけはどのチームにも負けない自信があります」

続く第2試合は、紅白のジャージ・仙台工業と、1、2年生の若いチームで編成された合同チームの対戦。

試合は、序盤から繋ぐラグビーが持ち味の仙台工業が得点を重ねていきます。

1・2年生で挑む合同チームは、最後まで立ち向かいますが、仙台工業の前に得点を奪えず敗戦、この経験をこの先に生かします。
合同②0-61仙台工業

合同② 佐藤優芽選手:
「練習が無い日でもメールでやりとりしたり練習以外の時間も大切にして合同チームで頑張ってきました」
高校ラグビーの県予選、続く2回戦は6日土曜日、ご覧の対戦となっています。なお試合の模様は、東北放送の公式YouTubeチャンネルで全試合LIVE配信の予定です。