今年4月に着用が努力義務化された自転車のヘルメットについて、警察庁が都道府県ごとに着用率を調べたところ宮城県は10.8%で全国の平均を下回りました。
警視庁の調べによりますと、宮城県内の1033人を対象に自転車に乗る際のヘルメットの着用率を調べたところ、被ると答えた人が112人だった一方で、被らない人が921人でした。着用率は、10.8%で全国の平均13.5%を下回りました。
着用率が最も高かったのは愛媛の59.9%で、最も低かったのは新潟の2.4%となっています。

ヘルメットを被ってる人:
「被ったほういいに決まっている。安心は安心だよボーっとしていると車、おっかないのいるから」
ヘルメットを被ってない人:
「周りが被ってない人が多いので、安全性という面でもヘルメットで本当に大丈夫かなと思う」
県警によりますと、今年1月から8月まで県内で起きた自転車に乗車中の死亡事故は2件で、いずれもヘルメットを着用していませんでした。
県内では秋の交通安全県民総ぐるみ運動が9月21日から始まり、自転車のヘルメット着用が重点項目に含まれています。
愛媛県では、2013年にヘルメットの着用を努力義務とする条例が定められていたことが着用率が高かった要因ということです。