宮城県気仙沼市や南三陸町などのいわゆる南三陸地域はかつて、イヌワシのつがい=ペアが巣を作り、繁殖地になっていました。しかし今、その姿は確認できなくなっています。イヌワシを南三陸地域に呼び戻そうという取り組みが始まっています。

北上山地が広がる南三陸地域。
ここに登米市と石巻市にまたがる山があります。翁倉山です。

南三陸地域 「翁倉山」


1955年、東北で初めてイヌワシの繁殖が確認された山です。イヌワシのペアが木の上に作った巣では毎年のようにヒナが生まれ巣立っていきました。南三陸地域では、その後別の場所でも繁殖を確認。ペアの数は最大で4組に上りました。

イヌワシの親子

しかし、徐々にその姿は消えていきます。翁倉山でも2012年に。最後のペアも2015年ごろから確認できなくなったのです。絶滅危惧種のイヌワシの国内の生息数は2014年時点で推定およそ▼500羽。さらに減り続けていると指摘されています。