宮城県の塩釜港で、海での事故を想定した救助訓練が4日行われ、海上保安庁が備えの大切さを呼びかけました。

海上保安庁が企画した訓練では、釣りをしていて海に転落したという想定のもと、機動救難士がペットボトルなどを使って救助を待つ際の浮き方を実演しました。
またライフジャケットの正しい使い方として、きつく締めていないとジャケットだけが浮いてしまい効果がないことを説明しました。

第二管区海上保安本部 安全対策課 佐藤学課長
「開設されていない海水浴場で遊泳して沖に流されて亡くなる事故が発生している」

東北では過去10年間、18歳以下の遊泳中の死亡事故が9件起きていて、そのうち8件は海水浴場以外の場所でした。