宮城県内一の和牛を決める品評会が9月5日から美里町で始まり、県内各地から選ばれた60頭が肉づきなどの審査を受けました。

宮城県美里町のみやぎ総合家畜市場には、畜産農家が手塩に掛けて育ててきた自慢のウシが集まりました。2025年は、県内7つの地域から選ばれた繁殖用のメス60頭が出品され、一頭一頭、体の高さや体長など7項目について計測されました。

宮城県登米市の畜産農家:
「審査ではとにかく健康で元気なところが一番の売りなのでそこを見てほしい」

加美町の畜産農家:
「とにかく健康第一でウシを飼っている。ウシのきれいなところ、きれいなかたちを見てほしい」

また、今回は宮城県名取市の県農業高校の3年生が学校で飼育している生後14か月の「こはく」とともに出場しました。

宮城県農業高校の生徒:
「ほかのウシと比べると少し小さいが、コンパクトながらに仕上がったウシなので、ほかの農家のウシと見比べながら次のいいウシをつくれるように頑張りたい。目標は1位」

宮城県総合畜産共進会は、肥育技術の向上などを目的に毎年開かれています。9月6日は、年齢別など5つの部門でそれぞれウシを並べ、肉づきなどを比較しながら審査され、県内一の和牛が選ばれることになっています。また、9月24日には乳用牛の審査が行われます。