平穏な生活は「黙っていては」できない

ナレーション:
「第二次世界大戦の末期、仙台は空襲で焼け野原となりました。これはその攻撃の目標地点を表すものです」

動画には、空襲の被害だけでなく日本が戦争に突入した当時の時代背景や戦後復興についても盛り込みました。新妻さんたちがこだわったところです。

試写会は無事に終了しました。

仙台・空襲研究会 新妻博子さん:
「ようやくできなたなという感じ。これから体験者が少なくなっていきますので、体験者の言葉と同時に背景となった資料をもとにどんなふうに(戦争や空襲が)起こったのか知ってほしい。平穏な生活は黙っていてはできない。色々なことを知ったり感じたりして維持してつくっていくもの、その一つの素材にしてほしい」

動画「仙台と空襲」は、7日から仙台市戦災復興記念館で始まる戦災復興展 ヒロシマ原爆展で上映されます。会場は4階の研修室で繰り返し上映されています。仙台市は今後、教材としての貸し出しなども検討しているということです。