「メディアはリスクを報じることが多くなかった」
感染の拡大を抑え込もうと行政が推し進めてきたワクチン接種。須田さんはメディアもワクチン接種のメリットばかりを強調しそのリスクを報じることは決して多くなかったと指摘します。

須田睦子さん:
「(旅行割など)特典があるから打ちましょうって促すのはおかしいと思う。それをするんだったらワクチンを打つことによってのデメリットもあるという話もしないと。私たち家族もテレビを見て大丈夫だと思って打ったけれども命を落としてしまった」

ワクチンによる健康被害について発信を続ける須田さん。6月14日には、接種後に死亡した人や後遺症を患う人の数、その原因など実態を調査して公表するよう県に求めました。
須田睦子さん:
「夫のようにワクチンによって命を落とす被害者、私たちのように大切な家族を失う遺族を増やしたくありません」
県の担当者:
「要望を踏まえて、より細かに細部のところで、どこまでいけるかを検討し、より詳細な情報提供にあたりたい」

県によりますと、6月末時点でワクチンの副反応による健康被害を訴え国に救済制度を申請している人の数は、県内で172人。このうち接種後の死亡は20人で、須田さんを含む2人がワクチンとの因果関係が認められてます。
須田睦子さん:
「人が亡くなっているとか健康被害がどれだけあるとか知っている上で、ワクチン接種を進めている。それだけ被害が出ているなら、いったん中止して原因を究明するなりしてもらわないと被害は増えていく」