1日から全国春の火災予防運動も始まりました。総務省消防庁が発表した2021年の建物火災の月別の発生件数では、12月から2月にかけての冬に加え、3月から4月まで、ちょうどいまも多く発生しています。

では、建物火災はどのような原因で起こるのでしょうか。
「製品による建物火災」の原因TOP3とは
製品の品質や安全性に加え、事故発生時に原因などの情報提供を行うNITEが「製品による建物火災」の原因を発表しました。
2021年度までの5年間にNITEに通知された情報では、建物火災の原因の上位3つは暖房器具によるものでした。
最も多かったのが「可燃物が接触して着火」で▼20件、次いで「灯油が漏れて引火」が▼19件、「ガソリンを誤って給油して出火」が▼14件となっています。

こちらはストーブのそばに洗濯物を干してしまった結果、接触して着火してしまう映像です。暖房器具を使用する際は、近くに燃えやすいものを置いたり、そばを離れたりしないことが重要です。

こちらはカートリッジタンクのふたを締め忘れてしまい漏れた灯油が引火する映像です。給油時は、火が消えていることや灯油が漏れていないかを確認する必要があります。

では、火災を起こさないために大切なことは何でしょうか。家庭内でできる対策を仙台市消防局に取材しました。