「数字のからくり」と知事の視点

一方で、合計特殊出生率の数値にとらわれすぎるのも注意が必要だと
別の専門家は話します。

七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友首席エコノミスト:
「(合計特殊出生率は)簡単に言うと生まれた子供の数を、出生可能期間の女性の数で割る。結婚していない若い女性が多い地域=大都市などでは分母が大きくなることで、合計特殊出生率が小さくなる傾向がある。人口1,000人当たりの出生率も厚労省が発表しているが宮城県もそこまで高くないがワースト2ではない」

村井知事も合計特殊出生率の低下には危機感を示す一方で次のようにも話しています。

村井知事:
「合計特殊出生率がイコール地域の衰退に必ずしもつながるわけではない。東北の中で合計特殊出生率が一番低い宮城県が、子どもの減り方が東北の中では一番少ない。宮城の中で合計特殊出生率が一番低い仙台市が、子どもの減り方が一番少ない。合計特殊出生率だけにこだわってしまうのは、要は打率にだけこだわる野球のバッターみたいなもの」

しかし、様々なデータが示すように最終的に若い人たちに宮城が選ばれていないのもまた事実です。