専門家の分析は…
一方、交通計画の専門家は、東西線は既に発展していた街に作られたという点で、乗客数が増えにくい傾向があると分析します。

宮城大学・徳永幸之特任教授:
「既に街になっているところにできた地下鉄なので、今まで住んでいた方は、今まで通りの生活があるので、地下鉄ができたからといって急に使い始めるということはない」



徳永特任教授は、沿線の地域に住む人が入れ替わることで、乗客数が伸びることも予想されるため、長い目で見ることも必要だと話します。

宮城大学・徳永幸之特任教授:
「30年、50年かかって住む人が変わっていく、ライフスタイルが変わっていく、その中でその人たちが地下鉄をどういう風に位置づけるというか、どういう風に活用していくかということになる」



10年という一つの節目を迎える地下鉄東西線。

「市民の足」の黒字化には行政だけでなく、地域全体で共通認識を持ってまちづくりを行うことが必要といえそうです。







