2019年の台風19号による豪雨で被害を受けた宮城県大郷町の吉田川で10日、地元の中学生が復旧工事を見学し治水対策の大切さを学びました。
工事担当者:
「河川が増水しても壊れないような堤防を作って、さらに堤防の上を使って安全に避難できる道路を整備している」

宮城県大郷町粕川の吉田川を訪れたのは、大郷中学校の2年生58人です。
生徒たちは、工事の担当者から説明を受けながら、堤防上に整備が進められている災害時の避難道路を見学しました。

吉田川は、2019年の台風19号による豪雨で、堤防が決壊するなどの被害を受け国が復旧工事を進めています。

生徒:
「水害のない住みやすい町になったらいい」

「いろいろな工事をしていて、すごくいいなと思った」

また、生徒たちは重機に乗るなどして地域を水害から守る復旧工事への理解を深めていました。
国は、吉田川の復旧工事を来月までに完了させることにしています。