宮城県色麻町議会の議長が、議会事務局長に対し、パワーハラスメントともとれる発言をしていたことがわかりました。
これを受け、一部の町議は、天野議長に対する不信任決議案を提出する予定です。

議会事務局によりますと、天野秀実議長は、8月18日に開かれた議会運営委員会に15分ほど遅れて出席しました。
その際、天野議長は書類を机に叩きつけて、50代の男性事務局長に「日程がある度に電話をよこしなさい」と発言し、「俺も議長を辞めるから事務局長も一緒に辞めろ」などと述べたということです。

天野議長は、4日に取材に応じ、不適切な発言があったことを認めました。
色麻町議会 天野秀実議長:
「あの時の発言については非常に逸脱したものがあり、多分職員はプレッシャーになったと思う。率直に謝らせてもらった」

議会事務局は「天野議長に予定を伝えていたものの、認識にずれがあった」と話していて、事務局長も勤務を続けているということです。

一方で、この委員会に出席していた別の町議が、この発言に問題があったとして、4日に開会した定例会の会期中に天野議長に対する不信任決議案を提出する予定です。