新たに運用「欠測」とは

星野誠気象予報士:そこで気象庁は、津波が観測できない状況になった時は、「欠測」という情報を新たに出すことに決めたのです。

村上晴香アナ:欠測…、聞きなれない言葉ですね。

星野誠気象予報士:専門的な用語でして、「観測」データが「欠けて」いる、取れない状態である、という意味になります。去年の能登半島地震を例にとると、何も情報が出されなかった珠洲市長橋が「欠測」、輪島港については「1.2メートル以上で欠測」という表現になります。

村上晴香アナ:初めて見ると戸惑ってしまいそうですね。今後、この「欠測」という情報を見聞きした場合はどのように受け止めれば良いのでしょうか。

星野誠気象予報士:この「欠測」が出された際、津波警報などが発表されている場合は、避難を続けることが必要です。