宮城県気仙沼市は、ふるさと納税を活用し、水産業や観光業などの施策に今後10年間で60億円規模の予算を投入することを発表しました。

菅原茂気仙沼市長:
「ふるさと納税を使って『産業パッケージ』を打ち立てていく、稼ぐ力をつけていこうということです」

宮城県気仙沼市の菅原市長は、定例会見でふるさと納税の寄付金を原資に水産業や観光業など4つの分野で37の施策に今後10年間で合わせて60億円の予算を投入する述べました。

このうち、水産業などの基幹産業には27億円を充て、魚類の養殖や流通加工で新規参入する企業を補助金で後押しします。

また、観光業には11億5000万円を充て、観光キャラクター「ホヤぼーや」のスタジオ設置や全国に出向いてステージを披露し、観光客を取り込みます。

気仙沼市では、ふるさと納税の約半分を積み立てた基金が116億円にのぼり、これを施策に活用します。早いものでは、9月の補正予算から盛り込んでいく予定です。