この梅雨時期、大雨注意報が出るタイミングが多くありますが、実は2種類あることを知っていますか?

同じ名前なのに注意する災害が違う
大雨注意報と聞くと、ただ「雨がたくさん降るから気をつけて」というメッセージだと思っている人も多いかもしれません。でも実は、この大雨注意報には2種類あるのです。

大雨注意報は「土砂災害」に注意を呼びかけるものと、「低い土地の浸水」に注意を呼びかけるものの2種類があります。道路の冠水などに注意を促す場合も、この後者にあたります。
さらに、両方が対象になっている場合もあります。つまり、厳密には、3パターンの大雨注意報があることになります。
どうやって見分ける?
例えば、25日夜には東部仙南に「低い土地の浸水」に注意を呼びかける大雨注意報が出されたのですが、どの災害に注意が必要なのかは、気象庁のホームページなどで確認しないと分かりません。

来年から名称が変わる
この紛らわしさを解消するために、2026年から大雨注意報の名称が区別される予定となっていて、土砂災害と浸水に注意を促す注意報が、それぞれ異なる名称になります。

大雨注意報を見かけたら、どのタイプなのかを確認することが大切ですね。