来年春の入学に向けて、ランドセルの販売がピークを迎えています。それに合わせ、多種多様なランドセルを一堂に集めた催しが仙台市内の百貨店で4日から始まり、訪れた親子連れが気に入ったランドセルを選んでいました。

仙台三越で始まった「ランドセルフェスティバル」には、全国17社のランドセルおよそ700点が並びます。2色を使ったバイカラーのランドセルや刺繍が入ったものなどデザインも重視されています。

後藤舜キャスター:
「ランドセルは革の素材のものが多いですが、今注目を集めているのがナイロン素材でできたランドセルリュックなんです。ランドセルの収納力とリュックの機能性を兼ね合わせて非常に軽くて丈夫なのが特徴です」

重さはおよそ1.2キロで、はっ水加工されて雨や汚れに強く、タブレット端末などが収納できるポケット機能も充実の大容量です。漁業で使う網を生地に再利用するなど環境にも配慮されています。さっそく親子連れが訪れて、お目当てのランドセルを選んでいました。

訪れた親子:
「軽い。かわいい」
「飾りがいろいろかわいくて、それで気に入ったりするみたいで。タブレットが入るとすごく重くなるので出来れば軽いほうが体に負担にならなくていいかなと思う」
訪れた親子:
「いろいろなメーカーが見られるのですごくありがたいです。いろいろ比べて見られるので楽しみにして来た」

仙台三越ランドセル担当 千葉悠美さん:
「リュックタイプのランドセルもお客様の関心が高まってきている。卒業した後に継続して使えるというところでも」

仙台三越によりますと、平均購入価格は7万円ほどということです。ランドセルフェスティバルは6月9日まで開催されています。今年のトレンド色は、純色に灰色を混ぜた、くすみカラーやパステルカラーで、女の子は、紫系、男の子は、黒ベースに他の色を合わせたバイカラーが人気だということです。